福祉のよろず屋おいちゃんのブログ

福祉の事や時事ネタ等を書いていきます☆

サービス管理責任者について

1.サービス管理責任者(サビ管)の役割とは

事業所のサービス全体をまとめるサービス管理責任者の役割は、主に3つあります。ここではそれぞれの役割についてご紹介していきます。

 

1-1.支援プロセスの管理

障がいを持った方が障がい者向けサービスを利用する前にまず必要となるのが、サービス管理責任者が作成する個別支援計画です。この計画には、利用者がどのような障がいを持っているのかや、利用者が今後どのようになりたいのかという本人の希望、それらの情報を基にした利用者の目標設定などが書かれています。

この個別支援計画を作成するために、サービス管理責任者は利用者や保護者と面談し、利用者やそのご家族の状況や相談の背景などを把握して目標を探る「アセスメント」を行います。

ここで得た情報を基に、個別支援計画の原案を作成し、支援を提供する担当者などを集めた担当者会議を行い、計画を修正していきます。そして再度利用者や保護者と面談し、個別支援計画の内容について説明を行います。了承が得られたあとは、この計画通りに進んでいるかどうかの調査(モニタリング)をして、必要であれば計画の見直しなどを行います。

 

1-2.従業員への指導や助言

サービスを管理する立場として、チームのマネジメントを行っています。また、従業員のスキルアップのために研修の企画・実施もします。

 

1-3.関係者や関係機関との連携

障がい福祉サービス事業所や医療機関などの多分野協働による包括的なサポートができる環境を作るのもサービス管理責任者の大切な役割の1つ。支援内容に関してさまざまな関係機関と連絡を取り合い、利用者に合ったサービスが提供されるように調整します。

 

このほかに利用者満足度調査の実施なども役割として挙げられますが、メインとして行うのは上記の3つとなります。

 

1-4.他職種との兼務について

障がい福祉サービス事業所には、サービス管理責任者のほかに、管理者や利用者へ介護サービスなどを提供する生活支援員をはじめとした直接処遇職員がいますが、これらの業務を、自身の職務と同時並行的に従事する「兼務」をすることはできるのでしょうか?それは日中活動系・グループホーム(共同生活援助)・多機能型事業所によって異なります。

就労センター サービス管理責任者・無料登録募集プログラム